イン北九州
どれくらいぶりのブログだろうか。

現在、北九州にいる。
北九州の高校生と創作している。

熊本のような、でも近くようで近くない方言の子達。
仲良さそうに見えるけど、実はギラギラしている感じが伝わってきます。
うーん、これは今までに無い高校生との創作となり、
自分的にも相当ミラクルな手触りの作品になる予感がする。

毎日毎日が勝負って感じ。
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# by t-pal | 2015-02-26 20:33

ワークショップ

最近、ワークショップで様々な所に行く仕事が増えている。

はっきりいって、大学を卒業して自分がこうなるとは思っていなかった。

元々は、大学で「ワークショップを作る」講義に出たのが、「やる側」として足を踏み入れるきっかけだったように思う。(それ以前にもワークショップ活動には「参加」という形でいろいろ体験はしていた)

で、大学のその講座では、「企画」、「プログラム」、「進行(現在では、ファシリテーションと呼ばれる)」の三本柱で、とんでもないボリュームの課題をこなさせられた。
「毎週毎週こんな大変な思いばかりさせられて、来週こそはドロップアウトしてやる」と、やけくそな感じでぶーたれていたのが、懐かしい。しかも、その授業、思い返せば聴講での参加だったという不可解さ。なぜ、最後まで続けられたのだろうか…本当に。

さらにその授業は、結構な回数で徹夜をしないと課題を打破出来ないほどのストイックさだった。
それもチーム作業だったので、チームで徹夜の連続である。
二徹すれば、嫌でもチーム内のメンバーの人間性を見れるというものだ。
しかしながら、ここでの経験は、現在とても役に立っている。

あの授業の何回目のことだっただろうか、確か、「プログラムを考える」回だったと思うが、
講師から出された問いで、
「あなたにとって演劇とはなんですか?」
というものがあった。
これには、参った。
大学生も4年目で、尚かつ卒業後のことも視野に入れ始めた時期に出されたこの問い。
今、振り返ると、大学生には、結構残酷な問いである。

wsのプログラムとは、ただただ組むのではなくて、
まず、根本的に自分が演劇をどう見ているのか、こういったことがないと
強固で独自なものになっていかないよ、と。

確かにである。
ただ、あの当時は、「そんな哲学的なこと、ワークショップにいる?」と思っていた。
あと、まだその時は、俳優しかやってなかったので、余計に???であった気がする。
だって、俳優をやっている時分に「お前にとって演劇ってなに?」である。
「お前に取って演技ってなに?」と言われているようなものだもん。
これは、困った。

それで、受講生達は、それぞれ自分のプログラムを無茶苦茶に作っていくわけだが、
うーん、今だから言えるが、田上豊の作ったワークショッププログラム処女作は、
「頭の上にバナナを乗せて、人とぶつからないように歩行する」
であった。

講師に凄い怒られた。

まず、全体的に意味が分からない。
バナナである意味もない。
それって楽しいの?
そのバナナ、ws後に食べる意味あるの?
ちゃんと考えたの?
ふざけてる?
やる気ある?
とか、いろいろ言われた気がする。

うーん、確かに、今も昔も僕にとって演劇は、バナナではない。

では、演劇の仕事を続けている今、「あなたにとって演劇とはなんですか」
と問われても…
やはり、まだ「バナナ歩行」に毛の生えたことくらいしか言えない自分が…
しかも、年齢に寄って答えが変わるし…

ただ、どんなところにワークショップで行っても、
毎回緊張し、
毎回反省し、
毎回適度な挫折を味わい、
毎回復活し、
毎回挑戦し、
毎回やりがいを見つけ、
毎回目標を定め、
毎回変わる現場の温度と対峙し、
毎回自分の実力を思い知らされ、
時より天狗になったり、
時より地底に落っこちたり、
時より演劇人ぶったり
時より演劇人ぶらなかったり
時より優しい人を気取ったり
時より厳しめの人になりすましたり
力を抜いて開き直ったり、
鉄壁のディフェンスで攻めたり、
なんでこんなことをしているのだと考えたり
この活動の先を見据えたり
シアターゲームばかりと蔑まれないように
ただ遊んでいるだけだと思われないように
言葉を持って
意味を持って
目的を持って
何よりも演劇は生活を豊かにするものだという自身の実感をもって
演劇は間口が広いぞというメッセージ性をもって
この活動が自分の創作活動と線で結ばれている強みを持って
おおきな心で
しっかり他者と出会うことしかないな、と。


根本的にはそういうものだと思っているけれど、
ワークショップは、この先5年後くらいまでには、その形や内容などに大きな
変化が起きるのではないかと思っています。
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# by t-pal | 2014-04-24 22:28

26年度

25年度(2013年4月〜2014年3月)が終わりました。

公演形態の発表を伴う大きなものとしては、
しばらき県での総合文化祭の開催県演目プレ大会「未来への決意」@茨城(脚色、演出)
キラリふじみレパートリー「Mother-river homing(再演)」@埼玉、東京(作、演出)
「報われません、勝つまでは(再演)」旅公演(作、演出)@宮崎、熊本、東京
キラリふじみリーディング企画「胸騒ぎの放課後」(演出)@埼玉
映画美学校修了公演「美学」(作、演出)@東京

以上の演目を行いました。
その他にも、ワークショップなどの様々なことを行いましたね。
去年度よりも全国のいろんなところへ仕事で行きました。
とても楽しいことばかりでした。まだ、足を踏み入れてない場所へ今年度も行きたいですね。
一つ一つが、記憶に残った有意義な25年度でした。
また、田上パルの劇団員が増えました。
こちらもまた、改めて報告させていただきます。


そして、26年度がスタートします

今年度は、
茨城総合文化祭本大会「未来への扉」@茨城
青年団若手自主企画「ヒューマンエラー」@東京
田上パル本公演「プロジェクト7」@東京
キラリふじみレパートリー旅公演@埼玉、兵庫、群馬、高知
キラリふじみリーディング企画@埼玉
北九州滞在創作@北九州

など、なかなかハードな年になりそうです。
初夏からが結構ボリューミーな感じになりそうです。
並行して、ワークショップも頑張ります。
今年もまた、全国各地で精を出さねばなりません。
楽しみな1年です。
冬に行う田上パルの本公演では、一年半ぶりにオーディションを行うと考えています。
興味があります方は、こちらも是非よろしくお願いします。
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# by t-pal | 2014-04-21 14:15

報われません、勝つまでは
田上です。

相当久しぶりの書き込みに緊張するのはなぜでしょうか。

今年2月に行った新作「あくしゃもん」が終わり、その後は三本の公演創作に突入しました。

「mother-river homing」(再演)キラリ、国立公演(作・演出)
いばらき総合文化祭開催県演目「未来への決意〜希望、勇気、そうして責任」(脚色・演出)
「報われません、勝つまでは」(再再演)宮崎、熊本、東京公演(作・演出)

一つ目の「mother-river homing」(マザーリバーホーミング)は、昨年キラリふじみレパートリーのために書き下ろした新作で、翌年度、つまり今年に再演が即決定した作品です。
7人兄弟とその母と隣人が巻き起こす家族劇でした。
9月本番だったので既に終了しましたが、寺内貫太郎一家みたいだと自分より上の世代の方によく言われました。ただ、僕は寺内貫太郎一家がどんなものかを知りません…。
今年度はコシのあるものに仕上がり、違った味わいを感じられるものでした。
昨年に引き続き続投していただいた俳優さんと、今年から加入してもらった俳優さんとでの共同作業はこの劇の本質を問うようなところがあり、思い出すだけで感慨深いです。


次に、いばらきの高校生たちと夏から創作を続けているいばらき総合文化祭開催県演目
「未来への決意〜希望、勇気、そして責任〜」という作品ですが、これもまた、なかなかの創作です。
こちらは、マザーリバーホーミングと平行して行っていた作品で、夏から週末に足しげく筑波に通い、怒濤の勢いで仕上げている最中です。
自身、三年ぶりの高校生との創作ですが、改めて高校生という生き物は面白いと感じています。
来年いばらきでは、高校演劇の全国大会が開催されます。それが総合文化祭です。
今年は、そのプレ大会ということで一年前から参加させていただいている訳です。
開催県演目ということで、いばらき高校演劇界の精鋭たちがオーディションを受けてくるのかなと思いきや、いばらきの大方の高校演劇部の人たちは、自分たちの高校で全国大会出場を目指すため、そっちの方が忙しいとのことで(普通に考えればそれは当然ですね)、今回の創作メンバーは、演劇部からバレー部から美術部など、なかなか面白いメンバーで構成されています。

演劇経験が初めてという子もいたので、夏から基礎作りに励み、現在では相当な成長ぶりをみせています。高校生が本気になると伸び方が半端ないですね。
こちらの本番が10月13日。
来年の本大会に向けたプレ大会ではありますが、プレ大会とかあまり意識せずに前のめりになって作りましたので、なかなか見応えがあると思います。
「未来への決意〜勇気、希望、そして責任〜」というタイトルからは想像できないほど演劇遊びを散りばめた渾身の作品です。


最後に「報われません、勝つまでは」です。
僕の処女作であり、代表作です。
再再演です。九州公演に向かいます。
宮崎にまず上陸し、そのあと、この作品の舞台となった母校熊本九州学院で上演します。
これはどう考えても感慨深い!
ハンドボール部がキーキーいうお話で、現代口語演劇のシステムを使いながら、全然静かでもなんでもない体育会系なストーリーです。
もう若くない我々が高校生を演じ、その姿の先に何があるのか、それを掴みたいと思います。
そう考えるとこの作品の取り組み自体が、先述のいばらきの作品のタイトル「未来への決意」な感じもします。不思議なリンクです。
この作品の稽古が、最近抱えてた三本の創作の中ではいち早く始まりました。
ハンドバールの練習、ハンドボールの理解、ハンドボール部の生態研究、ほとんどハンドボール!
振り返ったら、稽古でもなんでもない!

マザーリバーが終わり、いばらきの創作の追い上げの中、ハンドボール部話を必死こいて創作しまくっています。

いばらきの演目の成功を強く願い、
旅公演への期待が爆発しそうな今日この頃です。

また、書きます。
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# by t-pal | 2013-10-03 11:42

稽古備忘録
稽古で行っていることを書き留めておこうと思う。

新作「あくしゃもん」。
原作は末田晴さん作の「タイトな車」。

この原作(戯曲)の世界はそのままにさらなる広がりを描こうという意欲的な取り組みな今回の創作。
役者は15人。
今回の参加している役者の方々は身を削るような即興を嫌という程強いられている。
ひとつには、台本が出来上がっていないということ。次に、風変わりな設定の世界に対して下準備を行っておきたいということ。ついでにポテンシャルを発揮してもらっておこうということ。
即興といってもいろいろあるが、まず原作があるので、場所等の設定は全員が把握している。
なので、その上での戯れとでも言うべきか。

新作の進捗状況であるが、
すでに登場人物設定は完成し、配役も終わっている。
なかなか面白いバランスで固まったと思っている。
正直に書けば、配役前のプレ稽古の経過は、配役に関し様々な変更を生じさせたが、
これもとても意外性のある驚きに満ちた変更だったので、満足している。

ともかく即興は始まった。
これをひつこくやり始めたのは、やはりプレ稽古の影響が強い。
安直に言えば面白かったから。
参加者15人中、9名が僕との創作が初めてである。
初めてやる人たちが様々な技を出してくるのは、新鮮さに溢れている。
当たり前だ。僕も初めて見ているのだから。
しかし、これが「初めてもの」の新鮮さであることは承知しているし、
これだけに流されない冷静さも忘れないようにしている。

それでも即興は続く。
即興で見ているのは、簡単に言えば個々のアイデアの誘発性に尽きる。
表層の繰り出すものも見ているが、それより役者の人たちが即興を繰り広げながら、
何を感じ、何を選択し、何を考えていたか、そういった背景が見えてくるからエキサイティング。
多分、これを見極めるのが今回の大事な仕事と言う予感がする。(稽古終盤では、確信に変わると思う)

即興には個性が出る。ストロングポイントや弱点も見え隠れする現在の状況は、
言葉では言い表せない刺激に満ちている。
そして、何より驚きに満ちているのは、日に日にその即興が面白くなっているという点だ。
台本も出来ていないくせに設定とか役割とは明確に出来上がっているものだから、
即興をする役者も汲み取ってくれているのかもしれない。
毎度のことだが、今回もまた、役者=人間を見つめている。
そして、目の前にいて、即興を繰り広げる役者を見ている。
その役者が何を見ているか見ている。つもり。

劇団のメンバーもさることながら、
新規参入で今回僕と創作を行ってくれている人たちの日々の変化が良い。
それぞれの個がお互いの刺激でぶつかっている感じが良い。
僕の強いている無茶な即興下では皆平等の負荷が有るので、
ある意味、同じ負荷を背負っている連帯感のようなものもある。

時間の芸術演劇の最大のセリフ術、「今まるでそこで話しているようにやること。」
即興には、恐ろしい程その魅力に溢れている。
当然である。今その場で思いついたものを口に出し、相手が受け取ってそれに応え、
その連なりで時間を進めていくからだ。
生々しさ、意外性、面白み、良い所ばかりを含んでる。
しかし、本固めが最終的に始まった際、この実感のある感じは持続するだろうか。
反復練習の渦でなにかを失って行かないだろうか。
こうなったら、「このセリフ以後は即興で(○○のワードだけは含ませて)」とか書いてみようか。
僕は今回のメンバーはとても面白いと思っているけど、
今回自分の目指す生々しさの追求に役者の皆がどこまで耐えてくれるかに全て掛かってる気がする。

こんな当たり前のことをわざわざ書くくらいだから、
今回ほどある種の実感を持って組み立てないといけないお芝居はないのかもしれない。

今、即興をやっておくには、意味が有る。
今のこの感じは、今後の創作の核となる。
あの不安感、つまり、なにか物事を強引にでも進めなくてはならない感じ。
今回の作品のテイストにピッタリなんですよねー。

最後に、
役者の人たちが即興の中で面白いセリフ(言葉)をいうようになってきた。
これは、劇作家として誠に脅威です。

今や、あの人たちは、知らない映画をタイトルの情報だけで無理矢理作ることができるようになり、
順番にやらされる変な人リレーに耐え、その上で役作りを進めています。
役者とは凄いなぁと思います。

以上。
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# by t-pal | 2012-12-09 00:56

本チラシ
来年2月公演のチラシが出来ました。
f0020606_23562077.jpg

稽古に励んでいますが、これがまたなかなか手応えのある役者さんばかりで、
すでに独特な匂いのする作品になりそうな予感が既に充満しています。
他人事な言い方で恐縮ですが、出来上がりが楽しみでなりません。
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# by t-pal | 2012-12-08 23:58

書き書き
台本に取り組んでいます。

久しぶりの作業に思えますが、
三ヶ月前にも書いていたので、そんなにスパンは空いてない…

昨年は、一年中書いていたような記憶もあり、
今年は、比較的ゆったりしている気がします。

が、あんまりゆっくりしていると時間があっという間に過ぎるので、
しっかりと計画を立ててやらないとあかんです。

来年の3月公演は、出演者も決まりまして、
総数15名の俳優とやります。
結構多いです。

9月にやったやつは4人出る。
今回は15人。約四倍。

あらまぁ。

しかし、多くなくてはならない話なのです。
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# by t-pal | 2012-10-31 13:40

オーディションやります
是非、ご応募ください。

詳細はこちらです!
二本立て公演(予定ですが)
アゴラで来年の二月です。

面白そうな予感です。
こちら

今は、東京芸術劇場で9月に行われる東京福袋の稽古をしています。
それは、こちらです。
矢継ぎ早な告知ですみません。
こちら
もの凄い団体や出演者です!
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# by t-pal | 2012-08-03 22:34

次は25分の小作品

とあるイベントに参加することになったが、
テーマは「東京」らしい。

はっきりいってもう、既にピーン!と来てます。

やりたいことがあります。
これをうまく台本に落とせるか分からないけど、
うまくいけば、とれも良い作品になるはず!

かつて、15分という時間制限の中で作品を作ったことがあるが、
あの時は、演劇というシステムをどのように遊ぶかという
テーマで突き進んでいたが、
今の自分にとって、
25分とは、
時間制限があって、その枠に収まる作品があるのではなく、
作り終わって気がつけば、
作品の長さが25分であった、ということになればよいのではないか
と考えている。

虫が好い話であるが。

稽古がせっかくの夏だから、
身体を動かしていく作品にしたいよね。

ミートくん15分
日記ちゃん45分
新作25分

また、なかなかの尺だぜ!
楽しみだぜ!
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# by t-pal | 2012-06-29 00:53

むむむナイト

公演終わって、ボーッとしているのもたまらなくなり、
観劇行ったり、
旧友と飲み倒したり、
ブックオフで立ち読みしたり、
コクリコ坂を見たり、
大不評だった茶髪を黒に戻したり、
稽古とか本番中になかなかできなかったことをやってみたものの、
なんだか、
妙にむなしく、
このむなしさは何だろうかと
夜走っては、無駄にストイックになってみたり、
次の本公演のことを考え始め、少しだけ台本に手を付けつつ、
とはいえ、その前にあるイベントのことに思いを馳せつつ、
とにかく、
その、
なんだ、
公演終了後に訪れた新しい時間の流れ方が
奇妙な感じに思われて仕方がない。

何がたりないのでしょうか…。

やたらと飲みに誘われる今日この頃。

ビールのおいしい季節がやってきたな。

さてと、
大小合わせて、三本の新作を下半期には、生み出すぞ。
また、こもって書く日々が始まるのだな…

もし、また煮詰まり始めたら、
誰か、たまには誘い出してくれ…
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# by t-pal | 2012-06-29 00:32


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