<   2014年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧

ワークショップ

最近、ワークショップで様々な所に行く仕事が増えている。

はっきりいって、大学を卒業して自分がこうなるとは思っていなかった。

元々は、大学で「ワークショップを作る」講義に出たのが、「やる側」として足を踏み入れるきっかけだったように思う。(それ以前にもワークショップ活動には「参加」という形でいろいろ体験はしていた)

で、大学のその講座では、「企画」、「プログラム」、「進行(現在では、ファシリテーションと呼ばれる)」の三本柱で、とんでもないボリュームの課題をこなさせられた。
「毎週毎週こんな大変な思いばかりさせられて、来週こそはドロップアウトしてやる」と、やけくそな感じでぶーたれていたのが、懐かしい。しかも、その授業、思い返せば聴講での参加だったという不可解さ。なぜ、最後まで続けられたのだろうか…本当に。

さらにその授業は、結構な回数で徹夜をしないと課題を打破出来ないほどのストイックさだった。
それもチーム作業だったので、チームで徹夜の連続である。
二徹すれば、嫌でもチーム内のメンバーの人間性を見れるというものだ。
しかしながら、ここでの経験は、現在とても役に立っている。

あの授業の何回目のことだっただろうか、確か、「プログラムを考える」回だったと思うが、
講師から出された問いで、
「あなたにとって演劇とはなんですか?」
というものがあった。
これには、参った。
大学生も4年目で、尚かつ卒業後のことも視野に入れ始めた時期に出されたこの問い。
今、振り返ると、大学生には、結構残酷な問いである。

wsのプログラムとは、ただただ組むのではなくて、
まず、根本的に自分が演劇をどう見ているのか、こういったことがないと
強固で独自なものになっていかないよ、と。

確かにである。
ただ、あの当時は、「そんな哲学的なこと、ワークショップにいる?」と思っていた。
あと、まだその時は、俳優しかやってなかったので、余計に???であった気がする。
だって、俳優をやっている時分に「お前にとって演劇ってなに?」である。
「お前に取って演技ってなに?」と言われているようなものだもん。
これは、困った。

それで、受講生達は、それぞれ自分のプログラムを無茶苦茶に作っていくわけだが、
うーん、今だから言えるが、田上豊の作ったワークショッププログラム処女作は、
「頭の上にバナナを乗せて、人とぶつからないように歩行する」
であった。

講師に凄い怒られた。

まず、全体的に意味が分からない。
バナナである意味もない。
それって楽しいの?
そのバナナ、ws後に食べる意味あるの?
ちゃんと考えたの?
ふざけてる?
やる気ある?
とか、いろいろ言われた気がする。

うーん、確かに、今も昔も僕にとって演劇は、バナナではない。

では、演劇の仕事を続けている今、「あなたにとって演劇とはなんですか」
と問われても…
やはり、まだ「バナナ歩行」に毛の生えたことくらいしか言えない自分が…
しかも、年齢に寄って答えが変わるし…

ただ、どんなところにワークショップで行っても、
毎回緊張し、
毎回反省し、
毎回適度な挫折を味わい、
毎回復活し、
毎回挑戦し、
毎回やりがいを見つけ、
毎回目標を定め、
毎回変わる現場の温度と対峙し、
毎回自分の実力を思い知らされ、
時より天狗になったり、
時より地底に落っこちたり、
時より演劇人ぶったり
時より演劇人ぶらなかったり
時より優しい人を気取ったり
時より厳しめの人になりすましたり
力を抜いて開き直ったり、
鉄壁のディフェンスで攻めたり、
なんでこんなことをしているのだと考えたり
この活動の先を見据えたり
シアターゲームばかりと蔑まれないように
ただ遊んでいるだけだと思われないように
言葉を持って
意味を持って
目的を持って
何よりも演劇は生活を豊かにするものだという自身の実感をもって
演劇は間口が広いぞというメッセージ性をもって
この活動が自分の創作活動と線で結ばれている強みを持って
おおきな心で
しっかり他者と出会うことしかないな、と。


根本的にはそういうものだと思っているけれど、
ワークショップは、この先5年後くらいまでには、その形や内容などに大きな
変化が起きるのではないかと思っています。
[PR]
by t-pal | 2014-04-24 22:28

26年度

25年度(2013年4月〜2014年3月)が終わりました。

公演形態の発表を伴う大きなものとしては、
しばらき県での総合文化祭の開催県演目プレ大会「未来への決意」@茨城(脚色、演出)
キラリふじみレパートリー「Mother-river homing(再演)」@埼玉、東京(作、演出)
「報われません、勝つまでは(再演)」旅公演(作、演出)@宮崎、熊本、東京
キラリふじみリーディング企画「胸騒ぎの放課後」(演出)@埼玉
映画美学校修了公演「美学」(作、演出)@東京

以上の演目を行いました。
その他にも、ワークショップなどの様々なことを行いましたね。
去年度よりも全国のいろんなところへ仕事で行きました。
とても楽しいことばかりでした。まだ、足を踏み入れてない場所へ今年度も行きたいですね。
一つ一つが、記憶に残った有意義な25年度でした。
また、田上パルの劇団員が増えました。
こちらもまた、改めて報告させていただきます。


そして、26年度がスタートします

今年度は、
茨城総合文化祭本大会「未来への扉」@茨城
青年団若手自主企画「ヒューマンエラー」@東京
田上パル本公演「プロジェクト7」@東京
キラリふじみレパートリー旅公演@埼玉、兵庫、群馬、高知
キラリふじみリーディング企画@埼玉
北九州滞在創作@北九州

など、なかなかハードな年になりそうです。
初夏からが結構ボリューミーな感じになりそうです。
並行して、ワークショップも頑張ります。
今年もまた、全国各地で精を出さねばなりません。
楽しみな1年です。
冬に行う田上パルの本公演では、一年半ぶりにオーディションを行うと考えています。
興味があります方は、こちらも是非よろしくお願いします。
[PR]
by t-pal | 2014-04-21 14:15


田上パルの掲示板
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
最新情報
カテゴリ
以前の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧