公演終了
公演終わりました。

ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。

昨年に見つけた自分なりの方式が、先に進んだ公演になりました。

一ヶ月の短期集中型の創作及び公演だったにも関わらず、
あっという間とは言いがたいものがあるのは、
なかなか密度の濃い一ヶ月だったからなのだろうか。

期間が短いとそれなりの覚悟を決められることが分かった。
意外にも、間に合うだろうかといった危惧はほとんどなかったのが不思議。

繰り返し戦法は、
あらゆるバージョンで、繰り返し、作っては壊すみたいなことにはならず、
進めて来たことに対し、さらに深みや厚さを加えるための
「熟成のための仕掛け」のようなことになった。

とはいえ、通し稽古は気が狂ったように行ったし、
ま、それも最初から意図的に予定していたので、功を奏したように思う。
流れを共有したかったからというのが一番。

とにかく、場転が多い。
次のシーンでは、時間が飛ぶ。
そういった制約のある内容においては、
流れを掴んでもらうしかない。
何度目の通しだったか、
全体の流れが個々の中で落ち始めた!と思える瞬間があって、
その時の通し稽古は、とても面白かった。

僕は、結構、流れやテンポにこだわる。
全体のテンポ、シーンの中のテンポ、個人のセリフのテンポ。
様々なテンポがある。

それは、どんな作品を作っている時もそうだし、
創作を始めた頃からずっとそう。

このこだわりがどこから来たのかといえば、
それは、高校時代の部活である。

我が愛したスポーツ。
その名をハンドボールという。
この球技、とにかくテンポが速い。
攻守の切り替えが目まぐるしい。
一瞬で、攻守が切り替わり、たったの数秒で、得点が入ったりする。
万が一、もたもたパスを回していたりすると
審判が手を挙げ、攻撃の意欲無しというホイッスルがなる「とにかく攻めんかい」
的な球技なのである。

あと、あまりの流れの変動が早いので、
いちいちミスを気にしてたら、攻守の切り替え等まず不可能という
性質を持っている。
(どんなスポーツもそうだけど、ハンドは時に気にしてられない)

今回の作品において、ミスを気にしている暇もなく、次のシーンがやってくると、
とある役者がいっていたが、それは、そう。
ハンドボール形式なのだから。

僕の演劇は、ハンドボールの間のテンポであると思う。
僕は、他人の演劇を見る時は、
どの競技や球技の間合いに似てるかを探ったりする癖がある。
もちろん、作り手はそんなこと考えてないと思うが、
僕は超勝手にテンポの部分のみにおいて、カテゴライズするのである。

ときより、スポーツ云々のテンポを超越しているもののあって、
そういうのにぶち当たる時は、それはそれでとても興味ぶかいが。

今回の本番を見てもらったある方に、
(その方は第一回公演から見てもらっている)
原点回帰だね、といわれ、どこらへんがそうかなと思っていたが、
いわれれば、作品全体のテンポの在り方が、
自分で初めて作った作品のテンポとそっくりなことにふと気がつく。

内容というか中身は、その時(旗揚げ作品)と随分違うけど、
テンポと攻め方は、共通点を感じるところがあったのかもしれない。

作品の内容、質、シーンの組み方、バランス等、現在において辿り着いている(そう大したものではないが、過去の積み重ねという意味で)ものに対し、原点的なテンポを差し込んで、強みを持たせたかったんだと思う。意図していなかったが。

今回の作品は、とにかく自分の話ではなかった。
他人の話であった。
しかし、その自己回帰出来ないもどかしさや、分からなさに対し、
自分のことのように、興味を見出し、あたかも、自分がみてきたかのような
気分になるために、また、それを作品として、とても良いものをするために
無意識のうちに、一番自分にやりがいのあるテンポを
引きずり出していたんだなぁと、今、なんとなく思っている。

とはいえ、これはテンポのみにおいてのお話。
まだまだ、工夫を凝らしたところはたくさんありますけどね。
あと、集団性についてとかも、いろいろ考えましたから。

良い人多かったから、救ってもらったことも多いけどね。


最後に、

高校の部活の顧問がいいよらした
流れは常に自分たちで作っていかんといかんて
俺は、よく、「お前が流れば悪くした!」てよく怒られとったなぁ。
その先生は、脳梗塞で倒れらして、今は車いすで暮らしとらすらしかけど、
高校生の時は、ながれ、ながれ、せからしいわ!と思っていたその「流れ」
はこんな形で、生き続けとります。

せんせい、ありがとう。
また一つ、良い試合を作ることができましたです。
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# by t-pal | 2012-06-19 00:29

気がつけば本番
本番の二日目が終了しました。

2ステージ終わったところです。

いやはや、
ぶれんね!

ぶれんよ。

ぶれんように作ったもん。

そういう意味で強いぞ。
強いぞ、この作品!

あんまりちゃんと感想とか聞いてないですが、
今までで一番好きとかたくさん言われると、
え、本当ですか!
と喜びつつ、
今までのやつも俺は好き!

と思ったり…。

とはいえ、毎回、過去のものに負けぬように取り組んでおるので、
とても嬉しいですよ。

それで、一番嬉しいのは、
役者が全体的にとても良いという感想です。

僕は、劇作がどうとか、演出家が光ってるとか
そういうことを言われるより、
出ていた役者がとても良かったと言われるのが
一番好きです。

出てもらって良かったと、思えます。

あと、3ステージしかありません。

とても精巧で味のある舞台美術に
切れのある照明、
遊び心の音響、衣装、さまざまは
ものに支えてもらい、役者が練りに練らされた演技を繰り出します。

マザーリバーホーミング
とても好きな作品になりそうです。
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# by t-pal | 2012-06-16 01:18

初日

いよいよ初日である。

頑張るしかない。
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# by t-pal | 2012-06-14 09:14

小屋入り
小屋入りしちゃった。

舞台が立ちましたよ。

もの凄くちゃんとした舞台セットです。

建て込んでやるの久しぶりだから、
明日の場当たりが大変楽しみ。

稽古も、ガリガリ進んで、
かつてないスピードで仕上げに掛かっており、
小屋入り前の昨日の段階で、
今までにない完成度を誇っている。
ように思うが、思い違いだといけないので
謙虚にまだ、半分くらいしか出来てないと思って、まだまだ前に進みたい。

この三日間くらいで、細かいディティールが出て来て、
どのシーンもしっかりしてきた。
シーンをやる役者にも自覚と責任が少し見えてきたように思う。

ダラダラ話さず、ぺらぺら話さず、ぐだぐだ説明せず、
ただ、ただ、しっかり見て、ひたすら見ることに専念した演出。
しっかり見て、何回もやってもらって、
ちょろちょろっと喋って、またやってもらっての繰り返し。
粘り粘りと言いはったものの、やったことは
じっと眺めること。
もっと、いろいろ細かく注文を付け、ストイックに役者に負荷をかけつづけ、
そんな自分をイメージしていたはずなのに、
稽古を重ね重ね見ているうちに、この集団に足りないものを発見し、作品に足りないものを発見し、
それを打破するには、簡単に言葉で説明をし、解説をし、
効率的に進めることではなく、
あえて、一番時間のかかる、ひたすら待つ、
気がつくまで、何回もさせる。
そして、待つ。という不思議な行為であった。

なんだ、これは…
と思ったし、役者も
こいつ何も言わないなと思ったと思うが、
待った甲斐はあったというものだ!
と、いう感じです。

さて、

本物の舞台に役者を上げたらまた
絶対に違うものが生まれること間違い無しなので、
明日からまた、仕切り直しくらいのつもりで頑張りたい。

照明のシュートをぼーっと眺めながら、
あぁ、まだまだ光が入ると化けるのだなと確信した。

早く、劇場に行きたい。

ここまで、黙ったんだから、
明日からはたくさん指示を飛ばしたい。
飛ばしてもよいくらいに足並みがやっと
整ったのかもしれない。
小屋入りまでに、なんとかなって良かった。

こんなやり方二度とごめんだ。

でも、今までにない感じの作品になりそうです。
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# by t-pal | 2012-06-11 23:34

稽古振り返り
一日稽古をやる。

夜に通しをやる。

今日の通しが一日2ステのソワレ対策といった感じにしたかったので、
決行。

冒頭から崩れかけたが、持ち直した。

収穫。

日に日に良くなる部分と、慣れて行ってしまう所とあるが、
ここが耐えどころという感じか。

個々の演技が目に見えてよくなってきている。
息を吹き返したように抜群に面白くなるシーンもある。

今日稽古したところは、通しでも生きていたが、
昨日やった所は、ブレが出た。
そういうものか。

反復性の正念場が来ているのかもしれない。
段取にならずに、生きたコミュケーションを目指す、という命題は、
これからの週末に掛けての課題になると思う。

この作品は、もう一皮むけると今日確信した。

妄信せずに、精進するしかない。



羽場さんという女優がいる。
この人にこの物語は大変助けられている。
物語に向かう真摯さに、心打たれている。

伊藤さんという女優がいる。
こつこつと少しずつ積みあげていく姿勢が印象的。
初挑戦という、現代劇の演技は不思議な妖婉さがある。おかしい。

島田さんという男優がいる。
エンジンがかかった島田さんは、これからさらに強い演技をしてくると思う。
良い年の取り方をしてて、前に出てもらったときより人としての味を実感。

ギリコさんという男優がいる。
元々勘がよいので、こちらの意図をとても理解してくれる。
最近弾け始めて、これからどこまで先にいくのか誰もが未知数、それもまたヨシ。

鈴木さんという男優がいる。
曲者と思っていたが、やはり類い稀なる繊細さは群を抜いている。
役に対するストイック度と、常に満足しないその姿勢が好き。

用松さんという男優がいる。
この人は、持つうる武器をあの手この手で使ってくる強さがある。
多彩な変化で、演技を常に試行錯誤しているのが、見ていて驚きに満ちている。

石橋さんという女優がいる。
ただの先輩だった人が、こんなに凄い女優さんになっているとは思わなかった。
いろいろ言うと、その反応の感度が半端ない。また、求心力がある。

二宮という女優がいる。
良いか悪いか、という二極的な演技を毎回繰り出してくるが、今回ちと違う。
打破力がある。それにさらに深みが増せば、新しい一面が見えてくるのかもしれない。

平岩という男優がいる。
今回の良い所は、ほかの役者に感化されて、挑戦的であるということ。
独特の立ち位置で、今までにない感じで物語の一員になっているのが良い。

竹中という女優がいる。
予想を上回り、へんなハマり方をしている。想定外。
その意外性で、いつの間にやら、愛嬌全開の他への追随を許さない位置を獲得。

角さんという女優がいる。
僕は角さんを爆弾と呼んでいる。爆弾は使い方次第だ。
よいスパークが出来るように、共に戦おうと思う。奇妙さでいえば、現時点で、満点。

天明さんという女優がいる。
体育会系だというから、そういうシーンを作ったら、動ける動ける。新一面を披露できそう。
天明さんにやたらと動く芝居を書いて、それに応えてくれるのは、万感の想い。

阿久津という女優がいる。
演技とかできるか不安です、とか言ってたくせに、今ではそんな目はしていない。
その根性で、今回は勝負です。まっすぐに物語に歩み寄ってきているのが、好感。



こんなメンバーが舞台に乗ります。
この人たちが、連日のハードな稽古を続けています。
明日も通しです。
通し地獄週間なので、
これから良くなるイメージしかありません。

良くなるように気張ります。
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# by t-pal | 2012-06-06 00:49

プチ小屋入り

土日で青学のワークショップ講座の鬼教官を経て、今日から稽古再開。

役者の疲れが甚だしかったので、土日を2連休にしてあった。
みんなきっと休めたのだろう。
今日はなかなか良い顔して稽古場にやってきた。

そもそも、今回の作品は、例年より体力的には疲れないはずなんだけどなぁ。
その分、集中力と瞬発力がいるが。

稽古場へ行くと、高津の大道具関係が到着しており、
プチ小屋入りの状態であった。
物が入るとやはり、役者のお芝居が変わります。
いろいろ良くなりました。

しかし、ダメです。
水準が上がって来ただけに、もう一段階ギアを入れてあれこれ言いたいが、
なんだか、今言うと混乱するなぁみたいなストップがかかること多し。
また、それを言う前にそれ以前のことでストップすることが多し。

もやもや。
一人空回りしてるみたいで、凄く嫌。

目標的に第四週目は、最高のチャレンジの週のはずである。
なのに、なんか、急遽招集されたチームの初練習日みたいに息があってなくて、
戦術を伝えたいが、まだ今じゃない、みたいなことが起こる。

といっても、いっつもそれは思っていた。
月曜日はガクガクしてて、金曜くらいにフィットするみたいな
毎週のサイクル。
ま、それはいいや。


本当に言いたいのは、そこではない。
何回も言うが、ただただ何となく組み立てたものを稽古で見せられたくない。
さらになんか落ちてない、みたいなものを引きずりながら演技されても、
見てて疲れるだけで、溜め息しか出ない。
方向をこうしたいが、アウトプットが追いついていない的なことは、まぁ目をつぶろう。
そういうのは試行錯誤の跡が演技に漂っているから、いろいろ試してここまで来たんだろうなと
逆にエールさえ送りたくさえなるし、先が見える。
それさえなく、単に「落ちてない」演技は、
もう、はい、ありがとうございました、です。


決定的に自主稽古の量が足りない。
だから、共演者内で噛み砕けてないことが多い!

はっきり言おう、俺のスケジューリングミスかも!
ごめんなさい。
自主稽古増やします。


今回はそういうのにこだわるぞ。
今回はグルーブ感とかそういうことじゃない。
個々の落とし込みの強さと共鳴、そんな感じのものを
つないで、かつてない泥臭さをぶち込みたいのである。

泥臭さに差があるよ、まだ。
巧く出来なくても、一生懸命こつこつと努力している人の方が
最終的に報われそうな気がするさ。
二、三回でやって出来た演技なんかを板に乗せても、
今回の芝居では、きっとだだすべりさ。

巧い下手とか、ミスり易いとかミスが少ないとかそういうことじゃない。
しつこいくらい粘って、考えて、やってる人の演技が
面白いということ。

今回はね。
そういうある意味で、コシのある土台をもって、
いろいろやってみたいのに〜。
そういう第4クール目にしたいよ。

明日も頑張るぞ。
俺も俺で、他力本願にしないで、みんながそうなるにはどうしたら良いかを
考える!

今日はもう寝る!
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# by t-pal | 2012-06-05 00:28

稽古は続く

あら通しを行い、場転の流れを追ったり、
そして、今日、ちゃんとした初めての通しを行う。

流れ、見えたり!

これからが本当に大事な時期。

いよいよ、稽古、最終章が幕を開ける。

これからかなり良くなる。

ぐんぐん良くなる。

そんな予感に溢れる通しだった。

が、全体的に後半ばてちゃったみたいで、それは残念。

スタミナがない人が多い。

本番までもつかしら。
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# by t-pal | 2012-06-01 01:05

稽古10、11、12
まとめて。

稽古10
三週目スタート。
冒頭、良い感触。
中盤、あんまり良くない。
演出も不十分、反省。
やはり、場転のことが気になる。
ただし、役者の演技は良くなっている。
中盤をどうにかしたい。
やる方もなんとかしてやる!って
勢いが欲しい。



稽古11
良き所をもっと良くすることに苦心し、
悪き所をなんとか良くなるように苦心する。
わざと考えてもらうように具体的に言わなかった部分が、
良き方に出たところと、余計に混乱させてるところがある。
今後のやり方を考える。
集団構造は自分の中ではっきりしてきた。
等身大から、物語の登場人物の役割にシフトしていってほしい。
あの人たちは、絶対やってくれるであろう。
「今度はこのパターンで」という指示を出すのは、
そろそろ止めにしようと思う。
もの凄く良い感触で終われた珍しい稽古日。

稽古12
はやり反省するべきは、ある意味で感覚的に演技を披露してもらっている分、
今やったその感じで!とお願いしても反復するのは、困難みたい。
当たり前だけど。
でも、出来る人もいる。
人に寄るのか。
全員分の役者としての力量(強み)の個性が、分かって来た。
やっていて面白い。
反応、反射、反復。
強いところが役者で違う。
シーンに対する責任感も、セリフに対する責任感も様々。
全体的に、軽やかかつ、真はどっしりが理想。



いよいよ、通しをやる日を決める。
これまで、やったことが一本のものとして、
見る日が来る。

通しをやれば、いろいろ分かると思う。
もっと良くする方法が。

そして、気がつけば、あと二週間ちょいで、初日。
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# by t-pal | 2012-05-26 23:56

稽古9

調子が上がって来た。

雰囲気が少し見えた。

稽古2週目終了。

三週目の怒濤の試みが幕を開けようとしている。

竹中が相変わらず全体的に意味が分からなくて、不可思議である。

ーーーーーーーー
熊本弁一口メモ

いってぇ〜(痛い)

あいたーすっ
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# by t-pal | 2012-05-24 01:37

稽古8
土曜は一日自主稽古で、田上は北海道でワークショップ。


二日休みを挟んで、本日再開。


ただただ、セリフ言いに稽古場に来て欲しくないね。

演技が言い訳臭くてみてられん。

こんなの何回やっても、時間の無駄。

と、北海道帰りで、一人空回り気味の異様なやる気な演出家は、
周りの温度差に
悲しくなったと、記しておこう。

要するに、今日はもの凄く稽古行く前からが楽しみだったということです。

今日はもういい。
明日また切り替える。

ーーー
熊本弁一口メモ

もっと元気出せって言ってるだろ。

もちっと元気ば出せち言いよるどが。
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# by t-pal | 2012-05-23 00:43


田上パルの掲示板
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